東日本橋レディースクリニック

東日本橋にある駅チカクリニックです。診察中には説明しきれない事を中心に女性医療に関する事を書いています。

クラミジアや淋病の再検査の大切さ

以前、クラミジアや淋病について平和島レディースクリニックの方のブログで説明したことがありました。

 

クラミジアと淋菌について - 平和島レディースクリニック

 

そこで、今回はクラミジアや淋病を治療した後のことについての論文をご紹介したいと思います。

 

Clinician education, advice and SMS/text reminders improve test of reinfection rates following diagnosis of Chlamydia trachomatis or Neisseria gonorr... - PubMed - NCBI

 

こちらの論文では、クラミジア ・淋病の治療後に再感染するリスクを考慮して、治療後3〜6ヶ月経過した時点での再検査を勧めています。

 

そこで、クラミジア ・淋病を治療した人たちを2つのグループに分け、一方には再検査のお知らせを何もせず、もう一方には再感染のリスクを下げるアドバイスを送り、治療後2〜3ヶ月してから再検査のお知らせをショートメッセージで送りました。

 

その結果、何もお知らせをしなかったグループでは、240人中61人(25.4%)が再検査を受けたのに対し、メッセージを送ったグループでは、242人中116人(47.9%)が再検査を受けました。

 

その再検査の結果、再感染していた確率は、お知らせのないグループで18%(61人中11人)、お知らせしたグループでは16.4%(116人中19人)と、ほぼ同じ確率でした。

 

私のクリニックも含め、多くの病院では、クラミジア ・淋病が治ったことを確認したら、その時点で診察が終わることが多くなっています。

なかなか再感染に対して、全員に再検査のお知らせを送るのは難しい状況です。

 

海外でのデータなので、そのまま日本に当てはまるとは言い切れませんが、このデータを見る限りは、システムとして再検査を促すメッセージの必要性はありそうです。

 

日本だとLINEかSMSの活用になりそうなので、クリニックとして検討したいと思います。

 

また、そういったシステムがなくても、自分自身でカレンダーアプリからアラートを設定することもできると思うので、活用してみてください。