東日本橋レディースクリニック

東日本橋にある駅チカクリニックです。診察中には説明しきれない事を中心に女性医療に関する事を書いています。

生理って毎月必要?

生理痛や過多月経、PMS(生理の前の調子の悪さ)など、生理関連の調子の悪さで外来を受診される方は非常に多いのですが、時々「もう生理いらないです」と言われることも。

 

そこで、今回は出来るだけ生理を減らす方法を説明したいと思います。

 

具体的には低用量ピルを飲むという方法。

 

よくあるピルは毎月生理が来るようになっているのですが、では必ず毎月生理が来ないといけないのか、というと決してそうではないのです。

 

低用量ピルに含まれるホルモンは非常に少なく、毎月生理を来させずに2か月、3カ月に一度の生理にしても問題ないピルがあるのです。

 

具体的には、ヤーズフレックスというピルだったり、最近ではジェミーナという名前のピルも発売されました。

 

これらは、3カ月に1度、4カ月に1度と生理の回数を減らすことができるピルになっています。

 

まず、ヤーズフレックスというピルについて。

これは、もともとヤーズという毎月生理が来るようなピルがあったのですが、それを連続で飲めるようにしたタイプのお薬です。と言っても中身はヤーズと全く一緒。唯一違うのは、ヤーズの最後の週に含まれる白い粒の部分がなくしたのがヤーズフレックスになります。この白い粒は「毎日同じ時間に内服する」という習慣を維持するためだけの何の効果もない粒なので、それを飲むことによって体の中からホルモンが減って生理がくることになります。

つまり、それを飲まずにホルモンが配合されている粒だけを継続することで、生理を来なくすることができるのです。

 

ヤーズフレックス自体は、上手くいけば120日間にわたって生理が来ないようにすることもできます。ただし、それは120日間出血がなかった場合のお話し。実際に服用している方の話を聞いていると、なかなか120日間出血しない状態が続くことはなく、やはりどこかで少量の出血が始まり生理になってしまう、とのこと。そうなると、悪く言えば「どこで生理が来るかわからない」という言い方もできるのです。

ですので、ヤーズフレックスを内服している方は、出血が来なくても2か月目の都合のいいところで生理を来させている、という方もいます。

 

また、ジェミーナという薬もヤーズフレックスと同じように連続でホルモンの入っている薬を飲むことで77日間生理が来ないようにすることができます。

ただ、これもヤーズフレックスと同じように2か月目、3か月目に入ってくると少量の出血が始まってしまうことも。上手くいけば77日間は生理が来ないようにできる、という薬になっています。

 

このように、生理というものは必ず毎月来ないといけない、というものではなく、ホルモン剤でコントロールは可能、ということが言えます。

 

もし、生理の回数そのものを減らしたい、という方は、一度婦人科でご相談ください。