東日本橋レディースクリニック

東日本橋にある駅チカクリニックです。診察中には説明しきれない事を中心に女性医療に関する事を書いています。

子宮頸癌検診で異形成と言われたら

子宮頸がん検診受けてますか?

 

 

 

て言っても、日本の子宮頸がん検診受診率は25%くらいなので、受けたことない方も多いと思います。

 

 

 

 


子宮頸がんの原因はHPVというウィルスと言われていて、これは主に性行為を介して感染するので、性交経験のある方は、誰でも感染する可能性があります。

 

 

 

でも、性病という類ではないですよ。性行為をしたことがある女性の8割以上が、一生に一度はHPVに感染すると言われているくらいメジャーなものです。

 

 

 

 


そのようにHPVに感染したとしても、ほとんどの人が自然にウィルスを排除して治るのですが、まれに排除できずに、子宮頸がんになってしまうのです。

 

 

 

 


排除できずに子宮頸がんになってしまうリスクとしては、喫煙とピルを長期間飲んでることですが、ピルの処方を受けている方は、主治医から頸ガン検診を勧められていると思うので、それほど心配しなくても大丈夫でしょう。

 

 

 

 


なぜなら、仮にピル内服中に子宮頸がんになるとしても、年単位の時間がかかるので、年に一度の検診を受けていれば、それほど心配しなくても大丈夫ですよね。

 

 

 

 


そして、年単位をかけて子宮頸がんになると言っても、いきなり子宮頸がんになるわけではありません。

 


正常な状態と子宮頸がんという状態の間には異形成という状態が存在します。

 

 

 

 


その異形成という状態の中でも、軽度、中等度、高度と別れてて、軽度から段階を経て高度になっていきます。

 

 

 

 


だから、毎年ガン検診を受けていれば、仮に子宮頸がんになっていくとしても、異形成の段階で見つけることができ、十分治療可能なわけです。

 

 

 

 

 

 

では、実際の治療法について説明したいと思います。

 

 

 

 


まず、昔からよく行われている治療法としては、円錐切除という手術があります。

 


これは、子宮の出口の部分を円錐状に切り取って、悪いところを根こそぎ取るという方法。

 

 

 

 


これで取りきれてしまえば、ひとまず治療は完了です。

 


ただし、子宮の出口の部分を切り取ることで、妊娠した時に流産や早産となるリスクが高くなります。

 

 

 

 


妊婦健診をしていて、先週まで何も問題なかったのに、いきなり破水してしまってかなり早産になってしまう。

 


円錐切除を受けた後に妊娠した方の中には、時々そういう方がいます。

 

 

 

 


ですので、もし可能であれば、妊娠を考えている方に円錐切除は避けたい、というのが本音です。

 

 

 

 


で、別の治療法として一部の病院で行われているのが

 


レーザー蒸散

 


という方法。

 


これは、子宮の出口の悪そうな部分にレーザーを当てて、悪い所を消す方法です。

 


レーザーを当てるのですが、ほとんど痛みはないので、基本的には麻酔もなく、日帰りで出来る治療法です。

 

 

 

レーザー蒸散後に妊娠しても治療の影響は特にない、と言われているので、もし妊娠を考えている方は、レーザー蒸散という治療も選択肢として考えてくださいね。