東日本橋レディースクリニック

東日本橋にある駅チカクリニックです。診察中には説明しきれない事を中心に女性医療に関する事を書いています。

水痘・帯状疱疹ワクチンについて

皆さんは子供の頃に水疱瘡になったことはあるでしょうか。

 

9歳くらいまでに90%の人が感染すると言われている水疱瘡ですが、小さい頃に感染せず、大人になってから感染すると重症化しやすいと言われています。

 

大人になってから感染すると、高熱が出たり、子供に比べて発熱期間は長く、発疹の数も多くなります。また、肺炎になることもあり、命に関わることも。

 

妊婦さんが感染した場合には、さらに重症になりやすく、5%もの確率で肺炎になります。

妊娠初期に感染すると、数%の確率で流産したり、先天性水痘症候群といって赤ちゃんの奇形の原因になることもあります。

 

このため、水痘ワクチンにより感染を防ぐ事が必要です。

 

また、一度感染した事があっても、年齢とともに抵抗力が落ちてきて、帯状疱疹として発症する可能性もあります。

 

特に50歳を過ぎてからの感染率の上昇が報告されていて、そのうち20%近くの方が、感染後の神経痛に悩まされている、と言われています。この神経痛は長期にわたり痛みや痒みが続きます。

 

これらに対して有効なのも、やはりワクチンです。

 

帯状疱疹の7割は50歳以上であり、80歳までには3人に1人が帯状疱疹になると言われています。

 

ですので、子供の頃に水疱瘡に感染した事がない方や、感染はしたけど50歳を超えてくる方は、ワクチン接種をお勧めします。

 

ワクチンの効果は5〜10年と言われており、接種後に発熱や発疹が出ることもありますが、重い副作用は報告されていません。