東日本橋レディースクリニック

東日本橋にある駅チカクリニックです。診察中には説明しきれない事を中心に女性医療に関する事を書いています。

妊娠中にハーブを使うこと

今回ご紹介する論文はこちら。

 

https://journals.lww.com/greenjournal/Fulltext/2019/05000/Herbal_Medicinal_Product_Use_During_Pregnancy_and.11.aspx

 

 

この論文では、47種類のハーブ製品と、それらを妊娠中や産後に使用した106万7000人の女性について、ハーブの副作用や、薬との相互作用に関して調べています。

 

オーストラリアやヨーロッパ、アメリカでは10〜80%の妊婦が処方された薬を使用しており、2〜20%の妊婦がハーブ製品を使用していると言われています。

 

その中でも、アーモンドオイルを使うことで、早産の確率が2.09倍に上がっていました。

 

ラズベリーリーフは、帝王切開の確率が3.47倍になっていました。

 

甘草(リコリス)は、早産の確率が3.07倍になっていました。

 

アフリカのムワナフェポというハーブでは、母体死亡や新生児死亡の確率が少し上昇しました。

 

論文自体のデザインに問題がある可能性もあり、ハーブそのものに害がある、とは言い切れません。しかし、いくつかのハーブ製品には、妊娠に対して悪影響を与える可能性もあります。

 

「ハーブなら安心」と思って、妊娠中に使うことのないようにお願いします。